2007年05月19日

上海結婚式事情

上海2日目の今日は、従兄弟の結婚披露宴の日です。
中国では、結婚披露宴は夕方から行われるのが一般的なので、私たちも時間まで新天地に行くことにしました。昨晩の風景とは一変し、静まりかえっています。

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あちこちの店に立ち寄り、いろんな物に触れてきました。
昼は、新天地のカフェで簡単に済ませ、私たち女性陣と従兄弟は美容院に行くことになりました。
上海の美容院初体験です。
日本と違うのは、シャンプーする時に、顔にタオルを被せないこと。
だから、水しぶきが顔にかかるのは仕方がありません。
だけど、伝統あるホテルに入っている高級美容院を選んだにも関わらず、料金はかなり安かったです。シャンプーブローだけでしたが、技術も二重丸でした。

披露宴が行われた場所は、宿泊しているホテルから少し離れた場所にあるホテルだったので、またまた分乗して向いました。
私と母と叔母は、ミニバンに乗りこみ、他の人達はSさんの車に乗り込みました。
私たちが到着して、Sさんの車を待っていたのですが、待てど暮らせどなかなか来ません。
20〜30分程待ったでしょうか?やっと到着。
Sさんはかなりの方向音痴らしく、迷ってしまったそうです。

披露宴の控え室に入ると、Wちゃんの親戚らしき方々が数名来ており、とりあえず会釈、とりあえず笑顔でご挨拶しました。一人のおじさんが、話しかけてきたのですが、中国語が出来ない私たち。Wちゃんも、Wちゃんの家族も、Sさんもいないので、通訳してくれる人がいません。
よくよく聞くと、英語も取り混ぜて話してくれているのですが、英語も無理。
従兄弟の一人が、英語と中国語と日本語が載っている本を持ち歩いていたので、その本から読み上げてもらったりしていました。身内で写真を撮り合ったりしていたら、続々とWちゃんの親戚が入ってきました。

日本の結婚式の時にいらしていた方もいたので、とりあえず会釈、とりあえず笑顔でご挨拶。
私の中で出来る中国語と言えば、「ニーハオ(こんにちは)」と「シェシェ(ありがとう)」のみ。
この2つの単語だけで、乗り切るしかありません。

披露宴の時刻になっても、会場に通される気配がなく、どうしたのかと思っていたら、とんでもないことになっていました。
Wちゃんのお母さんは、ホテルに向うのにタクシーで来たのですが、Wちゃんのウエディングドレスや自分が着替えるドレスをタクシーのトランクに乗せてしまい、降りる時に慌てていたので、トランクから荷物を取るのを忘れてしまったのだそうです。
上海のタクシーは、個人タクシーが多いらしく、また領収書を貰わなかったので、捕まえる手立てが無いのだといいます。ましてや座席ではなくトランクなので、運転手が次にトランクを開けるまで、そのままになってしまうだろうとの事でした。
娘の晴れ姿を皆に見てもらいたいと思っていたのに、こんな事になってしまい、Wちゃんのお母さんが気の毒でなりません。Wちゃんのお母さんの親戚の方から、チャイナドレスを貸してもらい、Wちゃんのお母さんはそれに着替えることになりました。花嫁であるWちゃんは、たまたま着てきた他に何着か用意をしてきたので、日本で買ったスーツで登場することになりました。

新郎新婦も揃った所で、控え室に集まった人たちで記念撮影をすることになりました。
何人位いたのかな?30人以上はいたと思いますが、イスを並べ、配置を決め、私たちも加わることになりました。私たちは最前列のイスに腰掛けることが出来たのですが、肘掛のついた重々しいイスに、母と私が一緒に座ることになり、片足を浮かせた状態で、体を斜めにしなくては体勢が保てません。しかも、イスの肘掛部分には、Wちゃんの親戚の子供が腰掛けてきたので、窮屈そのものです。とにかく写真に納まるように、皆で体を寄せ合って写真を撮りました。

やっと披露宴の始まりです。
しかし、ここは上海。会場に集まった人たちは総勢150名。
私たち日本人よりも中国人の方が圧倒的に多いです。
しかも、聞けば本人の知り合いというより、両親の知り合いの方が圧倒的に多い。
私達、親族はステージから遠い席だと思っていたのに、何故か1番前の最前列。
司会進行も、中国語が基本となります。
新郎、新婦の入場時は、大きな筒状のクラッカーで祝福し、ステージに上がると、次は偉い方のご挨拶。次に新郎、新婦が向き合い、キスして抱擁。
それから来賓挨拶となります。
Wちゃんの仕事の関係で、数名の日本人も来ていました。
この時ばかりは、中国語と日本語の両方で進められていきます。
だから、挨拶に通常の2倍時間がかかりました。

ケーキ入刀、お色直し、キャンドルサービスがあったりと、日本の結婚式とほぼ同じ内容で進行していきましたが、ケーキ入刀やキャンドルサービスなどは、日本ではシャッターチャンスとしてカメラを持ち寄った方々が前に出て、やたらと写真を撮りますが、こちらではごく一部の方しか写真を撮っていませんでした。花束贈呈の後、新郎新婦の挨拶。
はあ〜終わった〜。隣にいた叔母も、これで終わったのだと思っていたようですが、どうやら違っていたようです。

何故か新郎、新婦が私達のテーブルに着いています。
披露宴に来た人達も、帰る人はほとんどいません。
この状況から察すると、これからまだ宴ってこと?
お色直しなどの時間もあったので、宴の時間はあった訳ですが、これだけではまだ足りないようです。

気がつけば、私たちのテーブルの隣では、写真撮影が始まっていました。
新郎新婦を囲んで、その周りにたくさんの人だかり。
お父さん方の親戚が集まって記念写真。
お母さん方の親戚が集まって記念写真。
お父さんの知り合いの人が集まって記念写真。
お母さんの知り合いの人が集まって記念写真。
・・・・・・。
新婦であるWちゃんも知らない人もたくさんいるらしく、知らない人だけど一緒に記念写真。
その都度、Wちゃんのご両親が、私たちにいろいろな方を紹介してくれたのですが、一度ではとても覚えきれません。覚えている限りでは、Wちゃんの小学3年生の時の担任の先生だとか、お母さんの学生時代の同級生だとか様々。

写真を撮り終えた方々から退場していき、やっと数える程度の人数になってきた所で、一緒のテーブルについていたご両親それぞれのお母さん(Wちゃんからすれば、おばあちゃん)が帰るとの事で、握手をして挨拶をしました。
相手がおばあちゃんだからと、こっちも気を抜いていたのですが、おばあちゃんは、83歳であるにも関わらず、もの凄い握力。指が交差してしまう程の力の入れようでした。
先程、控え室で記念写真を撮った時に、私の隣で肘掛に腰掛けた女の子と目が合ったので、ニコッと笑顔を向けて、お別れの挨拶と握手をしました。とてもかわいい子でしたよ。

この写真撮影に何時間かかった事でしょう。
ホテル側も、何時間も居座る私たちに早く帰れと言わんばかりに、テーブルが片付けられ、ステージが撤去されていきました。残されたのは、私たちのテーブルだけ。
ステージ裏の壁が取り払われると、奥には、もう一つ部屋がありました。

一通りの写真撮影を終えた新郎新婦は、ぐったり。
Wちゃんは、食事を採っていなかったせいか、顔色が悪くなっていました。
残された私たちのテーブルについて、食事を採って元気を取り戻しました。
私たちもかなり疲れてしまったので、ご両親と新郎新婦を残し、先に帰ることにしました。

ホテルに戻り、シャワーを浴びてベッドに入ったのが2時を回っていたと思います。
上海の結婚式は、夕方から始まる理由がよくわかった一日となりました。
posted by あいしぇ at 00:00| あいしぇ日記